強い肩の作り方 Vol.5 三角筋について

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肩関節や肩甲骨を動かす筋肉は、大きく二つのカテゴリーに分類することができます

一つ目は上腕骨と肩甲骨を繋いでいる筋肉です(インナーマッスル)

二つ目は上肢と体幹を繋いでいる筋肉です(アウターマッスル)

前回まで記事で、一つ目のカテゴリーに分類される肩関節のローテーターカフの重要性について理解できたと思います

今回は二つ目のカテゴリーに分類される肩のアウターマッスルについて学んでいきましょう

三角筋を理解しよう

三角筋は腕を挙げる役割を担っており、大きく強い筋力を備えています

三角筋が付着している位置を良く見てみましょう

肩甲骨から上腕骨を覆うように付着しているのがわかるはずです

三角筋が収縮すると上腕骨が持ち上がるのは理解できますね

しかし三角筋が収縮しても、腕は少し横に挙がるだけで、頭上まで挙げることはできません

(腕を頭上まで持ち上げるためには、肩甲骨を動かす他の筋肉(僧帽筋など)の収縮が必要ですが、それに関しては次回、学びましょう)

三角筋と棘上筋のフォースカップルについて理解しよう

上腕骨(腕)を横に挙げる筋肉は、三角筋とその深部にある棘上筋です

三角筋と棘上筋が同時に協調して収縮することで、私達は腕を上手く横に挙げることができます

もし三角筋だけが収縮すると上腕骨は肩甲骨から引き抜かれてしまいます

上腕骨頭が回転軸を保ちながら腕が挙がるのは、小円筋などのインナーマッスルがあるからなのです

このような関節を動かす時、複数の筋肉が互いに作用し合うことを「フォースカップル(力の組み合わせ)」と言います

身体中にある多くの関節では、二つ以上の筋肉が同時に働き、互いに補完し合っています

フォースカップルのおかげで関節は正しい位置に固定されながら、正しい方向に動くことができるのです

この「筋肉のフォースカップル」は「強い肩」を作り上がる時だけではなく、身体中のあらゆる筋肉を鍛える時に重要になってくる概念ですので、ここでしっかりと理解しておいてください

破綻しやすいフォースカップル

関節を動かす時にフォースカップルは無くてはならない大切なものです

しかし常に破綻しやすいという危険性があります

何故ならインナーマッスルはアウターマッスルに比べて弱いからです

引用:背骨のしくみと動きがわかる本(秀和システム)石部伸之著

図のように、急激にアウターマッスルが強く収縮すると、インナーマッスルはその強さに耐えることができず損傷してしまう危険性が高いのです

「強い肩」を作りあげるためには、肩関節のインナーマッスルであるローテーターカフ(回旋筋腱板)の強化が必須であるということを覚えておいてください

…to be continued(続く…)

まとめ…

・三角筋は腕を挙げるために働くアウターマッスルである

・三角筋だけでは、腕は少ししか挙げることができない

・腕を頭上まで挙げるためには肩甲骨を動かす筋肉が必要である(次回解説します)

・腕を挙げる時には三角筋だけでなく、棘上筋や小円筋といったインナーマッスルも同時に働く

・アウターマッスルとインナーマッスルが協調して働くことをフォースカップルと呼ぶ

・フォースカップルのおかげで関節は正しい位置に固定されながら正しい方向に動くことができる

・急激な関節運動ではインナーマッスルは損傷しフォースカップルは破綻しやすい

・フォースカップルを破綻させないためには、インナーマッスル強化が必須である

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