強い肩の作り方 Vol.3 肩のインナーマッスル

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前回までの記事で、肩関節の解剖学的な構造が理解できたと思います

強い肩の作り方 Vol.1
強い肩の作り方 Vol.2

「強い肩」は腕と肩甲骨の繋ぎ目の動きでだけでなく、肩甲骨の力強い動きも大切です

肩関節や肩甲骨を動かす筋肉は、大きく二つのカテゴリーに分類することができます

一つ目は上腕骨と肩甲骨を繋いでいる筋肉です

二つ目は上肢と体幹を繋いでいる筋肉です

今回は一つ目のカテゴリーに分類される筋肉について学んでいきましょう

インナーマッスルの重要性

みなさんはインナーマッスルという言葉を聞いたことがあると思います

インナーマッスルとは「身体の深部にある筋肉」という意味合いをもっています

身体には何百もの筋肉がありますが、それらは何層にも重なっており、インナーマッスルは、深い層に位置する筋肉を指します

インナーマッスルの対義語はアウターマッスルです

アウターマッスルとは、皮膚の下にあり、体表から確認できる筋肉という意味合いです

「インナー」⇔「アウター」という言葉は「深いか」⇔「浅いか」という筋肉の位置を表現する言葉です

しかし「インナーマッスル」は「深い位置にある筋肉」という意味だけでなく、関節を固定する筋肉という意味合いもあります

インナーマッスルは関節を動かすと同時に、関節を安定させるという重要な役割を担っています

「インナーマッスルが重要」とよく言われるのはそのためですね

下のイラストはインナーマッスルの働きがいかに大切かを説明したものです

指であれ、肘であれ、膝であれ、関節は隣り合った二つの骨を結ぶ筋肉が収縮することで曲がります

もし隣り合った骨を繋ぐインナーマッスルがなければ筋肉が収縮した時、関節はどうなるでしょうか?

上の図が示すように関節と関節が開いてしまいますよね

インナーマッスルがあることで、関節が曲がっても関節と関節は開くことがありません

これこそがインナーマッスルの最も重要な役割なのです

一般的には関節を動かす筋肉を「アウターマッスル」、関節を固定する筋肉を「インナーマッスル」と呼びます

勿論、インナーマッスルは関節を固定しているだけでなく、関節を動かす役割もあることを忘れないでください

重要な肩のインナーマッスル

肩関節のインナーマッスルとは、上腕骨と肩甲骨を繋いでいる筋肉です

棘上筋(きょくじょうきん)・棘下筋(きょっかきん)・肩甲下筋(けんこうかきん)・小円筋(しょうえんきん)・大円筋(だいえんきん)があります

肩関節を動かすと同時に、肩関節を安定させるという重要な役割を担っています

特に「棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋」は「ローテーターカフ(回旋筋腱板:かいせんきんけんばん)」と呼ばれ「強い肩」を作りあげるためには疎かにしてはならない筋肉です

肩関節は指、肘、膝といった曲げ伸ばしだけの関節とは異なり、グルグル回すことができる非常によく動く関節です

「よく動く」ということはそれだけ不安定で、ケガをしやすいということです

ローテーターカフが重要なのは、よく動く肩関節を安定させると同時、腕を捻る、回すといった複雑な動きに関与しているからなのです

次回は肩関節のローテーターカフを徹底的に学んでいきましょう

…to be continued(続く…)

 

まとめ…

・インナーマッスルとは「深部に位置する筋肉」という意味である

・インナーマッスルとは「関節を固定し安定させる筋肉」を指す場合が多い

・アウターマッスルとは体表近く、皮膚の下のような「浅い位置にある筋肉」という意味である

・アウターマッスルとは「関節を大きく動かす筋肉」という意味合いもある

・肩関節(上腕骨と肩甲骨の繋ぎ目)には大切なインナーマッスルがある

・肩関節のインナーマッスルは4つある(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)

・肩関節の4つのインナーマッスルは、ローテータカフ(回旋筋腱板)と呼ばれる

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